『IIoT Lab』は、2019年4月に開設した「製造業向けのIoT」が体験できるユニークな施設です。 センサやカメラ、PLCデータの可視化などを実際に機器を触りながら体験できます。
IIoTLabは、製造業向けのIoTを「来て!見て!試して!」をコンセプトに2019年4月に開設しました。
こんなお悩みをお持ちのお客様のために実際にIIoTを体験していただける施設です。
IIoT Labの様子を動画で紹介
IIoT構築のための各種サポート
IIoTLabでは、エンドデバイス、ゲートウェイ、クラウド(iBRESS Cloud・AWS・Azure)など、様々なコンテンツを 実際に見て、触ることができます。
セミナー・ワークショップの開催
IIoT Labでは、IIoTのことやシステム構築のノウハウが知りたい、弊社の製品をもっと知りたいという声にお応えしセミナーやワークショップを開催しております。講義だけでなく実際に手を動かすワークショップで新しいアイデアがわき、ビジネスに繋がる可能性が広がります。
IIoT Lab内ではもちろん、リモートでの開催も承っております。お客様のリクエストに合わせたセミナー・ワークショップをご用意しますのでお気軽に問い合わせください。
ワークショップの様子
『特別講習:DataHubワークショップ』
2020年12月、IIoT Labにて『特別講習:DataHubワークショップ』を開催しました。M2Mミドルウェア「DataHub」のプラントへの導入を考えておられるお客様を対象に、ワークショップ形式で実施しました。前半は、DataHubの概要を説明し、後半はハンズオンでお客様が持参されたパソコンにDataHubをインストールするところから始まり各種設定方法をレクチャーしお客様に実際に操作してもらいました。お客様からは「DataHubのことについて深く知ることができた」とのお声をいただきました。
OTとITに安全に連携するゾーン構築のデモンストレーション公開予定
OPC DAのネットワークはゾーン分離できない特徴があり、同一ネットワーク上にOT(Operational Technology)とIT(Information Technology)のサービスを稼働させなければなりません。
しかし、昨今の NIS 2 Directive に代表される「ネットワークセキュリティの水準を引き上げ」への配慮を考えると、NISTドキュメントSP-800-82で提唱されている「1つ以上のDMZを組み込んだ少なくとも3つのゾーンを持つシステム」とは反する構成となってしまいます。
そこで、DataHubを用いてOTとITのネットワークを分離し、OPC DAネットワークのセキュリティ水準の向上を可能にするソリューションをご紹介します。
後付けIoTセンサユニットのデモンストレーション公開予定
「点検作業に手間と人手がかかる」「既設圧力計のままIoTを 始めたい」などの従来の課題を解決できる商品です。既設計器の表面に付けるだけでアナログの指針を自動で読取り、デジタルデータでの監視ができるようになります。監視はクラウドでもオンプレでも可能です。巡回点検ではモバイル端末にデータを自動送信することで、効率的な点検を可能にします。
在室管理ソリューション:無線センサとIPカメラで室内の状態をモニタリング
デモは「個室の状態監視(在室管理ソリューション)」を想定した構成です。状態監視の仕組みは2パターンあります。
ひとつは、「EnOcean」と呼ばれる省電力の無線通信技術を使った開閉センサ、在室センサ、人感センサを使用しセンサで取得したデータをE-Kit Gatewayに送信し、E-Kit GatewayからLANを通じインターネットに接続しiBRESS Cloudでモニタリングする仕組みです。
もうひとつは、IPカメラで現場の状態をそのまま監視するパターンです。IPカメラで撮影されたデータは、モーションJPEGで圧縮されPCにインストールされたDataHubを介し、インターネット上のiBRESS Cloudでモニタリングする仕組みです。
在室管理の用途としては会議室やトイレなどの利用状況の把握があげられますが、部屋やドアに簡単に取り付けられるため福祉施設の見守りなどにも応用できますし、お客様ならではの使い方が見つかるかもしれません。ぜひIIoT Labでこのデモンストレーションを体験してみてください。
ドア開閉の状態監視を動画で紹介
EtherCAT→OPC UA、オンプレミス/クラウドで機器の状態をモニタリング
このデモは「生産設備で稼働する工作機械のモーター制御」を想定した構成です。
プログラマブルコントローラ(以下コントローラ)はモータの回転角度と速度を制御し、サーバとなって情報を提供することができます。このデモで採用しているコントローラのプロトコルは「EtherCAT」と「OPC UA」に対応しており、「EtherCAT」で取得したモータのデータを「OPC UA」で書き出しています。書き出されたデータはDataHubとPUERTO UA Monitorをクライアントとして「OPC UA」を利用し可視化しモニタリングします。
■オンプレミスでモニタリング
オンプレミスの環境では取得したデータを「Datahub」のWebView機能でモニタリングします。また「PUERTO UA Monitor」でエクセル上に表示することもできます。
■クラウドでモニタリング
「Datahub」から専用プロトコル「DHTP」を使用し、セキュアにクラウドサービス「iBRESS Cloud」へデータを接続することで遠隔監視を実現します。
デモを動画で紹介
IIoTLabにお越しいただいた際の基本的なプログラムをご紹介します。
IIoT Labにお越しいただけない方に向けてのサービスを開始しました。
テレビ会議システムでお客様とIIoT Labとを接続し、webカメラを使ってデモの操作と監視画面をリアルタイムにご覧いただきます。プログラムは実際にお越しいただいた時と同様でIIoT Labのコンセプトと全容をご説明した後、デモンストレーション、ディスカッションとなっています。
下の「体験のお申し込みはこちら」ボタンをクリックするとお問い合わせフォームが表示されます。
フォームで①~③のようにご記入ください。IIoT Labスタッフよりご招待メールをお送りします。
①「お問い合わせ製品」欄の「IIoT Lab - 来て!見て!試して!」にチェック
②「お問い合わせ区分」欄の「IIoT Labへの訪問を希望」もしくは「IIoT Labのリモート体験を希望」にチェック
③「お問い合わせ内容」欄にご希望の日時を記載
IIoT LAB は、IIoTの勉強グループである積乱雲プロジェクトのメンバー4社が中心となり国内4個所でIIoTを体験できる施設です。センサーからエッジコンピューター、そしてクラウドまでの一貫したIIoTのネットワーク、何種類かのプロトコルを使用して安全、高速、柔軟性、拡張性そして経済性を考えたシステムが体験できます。全てのIIoT LABは、(株)ベルチャイルドが提供するNo VPN対応のクラウドサービス「iBRESS Cloud」に接続されています。また、カナダのSkkynet Cloud System社のIIoTミドウェア 「Cogent DataHub」が評価できる環境をご用意しています。
IIoT Labにお越しいただいたお客さんの声を紹介いたします。
製造業のN様 | ![]() |
開閉センサでドアの開閉状態がiBRESS Cloudでリアルタイムにわかるので当社の点検作業の改善につながりそうだ。(2020.09) |
開発会社のK様 | ![]() |
IoTのイメージがついた、とても分かりやすかったです。(2020.06) |
製造業のH様 | ![]() |
IIoTLabに設置しているセンサとわが社の製品と組み合わせることはできないかな。(2020.06) |
商社のT様 | ![]() |
DataHubを使った安全な通信からヒントを得られた。我々のお客様に紹介してみたい、良いアイデアが出そう。(2020.01) |
製造業のE様 | ![]() |
DataHubの高速性、iBRESSのリアルタイム性は監視に向いてますね。(2019.10) |