■iBRESS 便り
:Needsを実現するDataHubソリューション
データの持ち出しに否定的(複数拠点(オンプレ)間でセキュアにデータ共有したい)
工場・プラントにおいては、オンプレミス環境でシステム構築したいという要望は現在も多くあります。オンプレミス環境を用いるメリットと、構築された複数拠点のオンプレミス環境のデータをセキュアに共有するというDataHubを用いた実現方法についてご紹介します。
<Cogent DataHubで構築するメリット>
①セキュリティとデータ保護
外部クラウドサービスに依存せず、高度なセキュリティ対策を施せます。特に機密性の高いデータを扱う製造業では、オンプレミスのほうが安全性を確保しやすいと言われています。
②カスタマイズ性と制御
ハードウェアやソフトウェアの構成を自由に設計できるため、業務に最適化されたシステムを構築可能です。特定のプロトコル(例: OPC-UA, MQTT)を利用したい場合も、柔軟に対応が可能。
③運用コストの管理
クラウドサービスのサブスクリプション費用が不要で、特に多数のデータを処理する環境ではクラウドの従量課金モデルよりコストが安定する可能性があり、クラウドサービス終了の影響も受けません。
④レイテンシー(遅延)の最小化
ローカル環境でデータ処理を行うため、クラウドを介した通信遅延が発生せず、リアルタイム性が求められる工場の生産ライン制御等に適しています。
<DataHubを用いた複数拠点のデータをセキュアに共有する手法>
米国標準技術研究所 NIST SP800-82に基づいた産業用制御システム(ICS)セキュリティでは、ネットワークの分割と分離はICS防御の最も効果的なアーキテクチャ概念であり、通常1つまたは複数のDMZを持った最低3つのゾーンを有するシステムが基調であるとなっています。仮にA拠点・B拠点にオンプレミス環境が存在する場合に、A拠点ネットワークゾーン、B拠点ネットワークゾーン、そして3つ目にその間にDMZのネットワークゾーンを設けます。各々のネットワークゾーンにDataHubを設置し、A拠点・B拠点ともにFirewallで外部からの侵入を防御する代わりに、A拠点・B拠点のDataHubからアウトバウンドでDMZのDataHubに接続し、その後はDataHubによって構築されるセキュア(暗号化)なトンネリングを用いることでデータを相互に共有することが可能になります。
【DataHub詳細情報】
【評価版ダウンロードページ】
:DataHub パートナー企業(エスコ・ジャパン様)ソリューションご紹介
DataHubで取得したIoTデータを最大限に活かすBIソリューション「FineReport」
今回ご紹介するFineReportは、データの可視化に優れたBIツールです。お客様が既に活用されているデータベースに格納されている各種業務データを簡単に参照・抽出(エクスポート)することが可能です。またファイルで管理されている各種業務データをFineReportのデータインポート機能を利用しデータベースに取り込むことも可能です。各種業務データはグラフやダッシュボードを用いて可視化できます。
他と異なるライセンス体系でコストを抑えながら、帳票、ダッシュボードを作成することができ、データ入力機能を利用して脱Excelも実現することができます。
このFineReportをDataHubのロギング機能と組みあわせることで、DataHubからFineReportにデータ連携し、データを有効活用することができます。
【FineReport詳細情報】
:イベント
「Skkynet/BellChild Alliance Partner Group総会」を5月29日開催しました!
26社総勢53名(リアル29名、リモート24名)にご参加いただき、大盛況のうちに幕を閉じました。
<開催概要>
・基調講演-製造業におけるDXへの第一歩「生産設備を可視化して無駄を省く」SMC株式会社
・Skkynet社から進む産業システムでの機械学習、リアルタイムAI活用へのPython APIご紹介
・DataHub Ver11追加される最新機能についてご紹介
・DataHubでデータ収集、FineReportによるデータ活用のご紹介:エスコ・ジャパン株式会社
・DataHubとリモートI/O装置を用いた小型遠隔監視ソリューション:株式会社ハネロン
・eConnect OPC-UA Starter Kitで装置のOPC-UA対応ご提案:株式会社大阪エヌデーエス
・DataHubの事例紹介と市場ニーズについてご紹介
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